糖質制限を他人に押し付ける奴なんて見たことも聞いたこともないが、 逆に、糖質制限してると知るとやめさせようと躍起になる人間は周囲にものすごく多い 糖質制限よりカロリー制限すべき、とか、 糖質制限より脂質制限すべき、とか、 炭水化物は必須栄養素だ、なければ生きていけない、とか、 脳は糖質だけが栄養源だ、とか、 動物性脂肪の取り過ぎは体に良くない、とか、 炭水化物といってもコメは良くてスイーツやジャンクフードや添加物が良くないだけだ、とか、 まあアレヤコレヤデタラメを次から次へうるさいうるさい
世間の毀誉は大抵其の実を得ざるものなり。然るに毀を恐れ誉を求むるの心あらば、心を用うる所皆外面にありて実事日に薄し。故に君子の務めは己れを修め実を尽すにあり。という付箋がデスクトップに貼ってあった。はて、メモとして残しておいたのだろうか。なんか書斎に貼り付けておきたい気もしたんだけど、意味ないわ。ブレるとは思えないし。俺には「nosce te ipsum」の方が重要なので、色んな所に貼っつけておきたい。自転車フレーム(国内のビルダーが作ったもの)のダウンチューブには何も文字がなくて寂しいから、この文字をプリントしてもいいかなと思いつつも、面倒くさくて放置している。
しかし、よく考えてみれば、アルチュハイマー病のような現象が起きてもおかしくはないことがケトン食のメカニズムから理解できるのである。重度のアルコール依存症では、脳は酢酸をエネルギー源として利用しており、ケトン食を食べているのと同じことになっているものと思われる。脳のエネルギー利用モードは既にケトン体モードになっているのである。これによって神経保護作用が発揮されており、アルコールの脳への直接的なダメージをなんとか防御していたのかもしれない。しかも、脳内ではグルコーストランスポーター(GLUT1やGLUT3)の発現が抑えられており、特に、高齢者ではアルコールの影響だけでなく加齢の影響によってもGLUTが低下しており、脳ではグルコースが十分に利用できなくなっている状況になっているものと推測される。
なんと、不幸にも、そんな脳の状況の時に、本人の意志ではなく、家族や医療機関からの要請によって、低レベルの場末のP科病院に断酒のために仕方なく入院となり、いきなりの断酒が始まるのであった。その結果、いきなりケトン体の供給が絶たれてしまうことになる。入院してからは、アリナミンこそ入るもののブドウ糖入りの点滴をされたり、食事も普通食しか出なくなる。あんさんの脳はアル中でっせ、早くグルコースモードに戻りんしゃい!!という強制的な処置が開始されるのである。
しかし、脳はそんなことは一切希望していない。せっかくケトン体を利用してうまくやっていたのに、ブドウ糖なんか今更欲しくないよ、これからもケトン体が欲しいのにと言っているのである。
断酒によって、これまで脳のエネルギー源として利用していた酢酸(ケトン体)が絶たれる上に、入院して与えられる食事は普通の食事である。普通食からは十分な炭水化物が供給されるためグルコースに変換され、どんどんグルコースが脳に運ばれようとすることであろう。しかし、たとえ脳まで運ばれたとしてもグルコーストランスポーターが減ってしまっているため、高齢のアルコール依存症患者の脳ではブドウ糖がうまく利用できないのである。結局、ケトン体による神経保護効果もなくなり、脳神経細胞内部のエネルギーは枯渇していくはずである。そうなると神経細胞はアポトーシスに傾き、どんどん死んでいき、アルツハイマー病のような病態に急激に変化していってしまうことになるのではなかろうか。
アルチュハイマー病を防止するには断酒時に酢酸を与えるのも1つの方法だと過去のブログでは述べたのだが、脳はケトン体を利用するモードになっているためケトン食でもいいはずである。さらに、ケトン食はアルツハイマー病でも効果が想定されているため、この点からも高齢のアルコール依存症の断酒時にはケトン食や修正アトキンス食が推奨されることになろう。
ゴミ屋敷でも、自分がお金を出して買ったものは家の中や敷地の中に100%収まっているのである。これには笑ってしまう。これは、どう考えても、ゴミ屋敷の住人は、お金を出した物と拾った物との区別ができており、あえて本当のゴミだけを敷地外にはみ出させているようにも思えるのであった。
「本研究は、世界で初めて朝食欠食により脳出血のリスクが上昇する可能性を示したコホート研究です。これまで朝食をとることの重要性がさまざまな報告で指摘されてきましたが、今回の結果はそれを支持するものとなります」だって。なんでコホート研究で因果関係が分かるんだ?
1日中食べ続けてやるんです!これでもかってぐらい“何回も”。朝・昼・晩と言わず、食事と食事の合間にも。すると体は騙される。「御主人様は食べ物に苦労してないや」って。すると安心して気が緩むのか、段々脂肪の貯蓄を怠けだす。
それをやると、1日中消化器官が働きっぱなしになる。特にまずいのが膵臓ランゲルハンス島のβ細胞。こいつが何度も何度もインスリンを分泌する。ケアマネジャーらしいから糖尿については詳しかろう。このbolusな分泌は、少量の糖質摂取にも敏感に反応するため、ちょこまかと食事を摂ることによって1日トータルで大量のインスリンが放出されることになる。これで膵臓が参ってしまうケースが糖尿病。bolusな分泌が衰えたものが2型、basalな分泌すらままならなくなってくると1型だ。膵臓が強いケースでもインスリン抵抗性となり食後高血糖が避けられない。境界型糖尿病というやつがこれだ。40代50代にもなると程度の差こそあれほとんど全員境界型であると言ってしまってもいいくらい。こういった事実に気づき、義憤に燃えた看護師が一般人の食後1時間血糖値を測定する活動を行っているが、11人中9人が140mg/dlを超える結果となった。
ケアマネをやっていれば薄々気付いているはずだ。糖尿人の多さが異常だという事実に。糖尿病と診断されるのは、明らかな自覚症状があった場合であり、実は血糖コントロールが「不良」とまでは言えないまでも、決して「良好」ではない人が尋常でないくらい多いのだ。俺はこれが生活習慣病と言われる数々の疾患の主原因だと断定し、頻回な糖質摂取がそのさらなる原因であると確信している。
食事を何度もとって同化ホルモンであるインスリンを分泌させよう、というのはボディービル方面のメソッドとして知ったのだろうが、ボディービルをやって筋肉量が多いにもかかわらず糖尿になってしまうのが上記の理由によることは疑いない。
但しその食事に糖質が含まれていなければインスリンのbolusな分泌はないので、夕食以外を糖質ゼロにするというのなら、そのメソッドもまんざら悪いものではないだろう。相変わらず消化器官は1日中働きっぱなしだが……。
恐らく,糖質制限による糖尿病治療も同じで,糖尿病・高血糖と診断されたら直ちに糖質制限(あるいは内服薬やインスリンによる血糖コントロール)を始めるべきなのでしょう。開始時期が遅れれば遅れるほど「高血糖の記憶」が動脈に残るようになり,ある時期を過ぎると不可逆性の変化となって改善は見込めなくなり,動脈閉塞による症状はかならず出るようになります。…だってさ(笑)。江部さんも同じ。まともな科学者なら「わかりません」って言うと思ってたんだがね。たった一人の症例を、しかも自分で診たわけでもないのによう言うわ。
夕焼けが赤いのもポストが赤いのも糖質制限のせい,というオバカさんお得意の論理ですね。って言うけど、関係ないって言い切ってしまうのもその「オバカさんのお得意の論理」と構造が一緒なんだけどね。