議論や討論というものは、根本的には「違う考え同士をすり合わせることで、新しい知見や妥当な結論を導き出す」為にやることだ、と思います。ディベートって言葉も、だいぶ一般的になりましたよね。
どうやらインスリンに強力な血糖降下作用が見られるのは哺乳類だけのようです。とのこと。元々は血糖値の降下に関連のないホルモンだった。進化に伴い、そういう役割を担うことになったのだろう。もちろん急激な血糖値の上昇というイベントはなかったか、あっても稀だった筈で、どういった食事がより「自然」に適合しているかも見えてこよう。
前提として、3食+おやつで糖質を頻回に食いまくる愚かな食生活からは脱却し、きちんと脂肪をエネルギー源として利用できる「普通の」身体であることを想定する。この前提がないと、どうしようもなく脆弱な、「全く別の生物」の話になってしまうからな。
事務仕事だけでヒョコヒョコ歩く程度の運動しかしない、あるいはそれに毛の生えた程度の運動しかしない場合を考えよう。肝グリコーゲンは結果的に1日で数10グラム~100グラム程度減少するが、決して枯渇はしない。これ重要。肝グリコーゲンに関して、消費される速度と回復する速度は、ほぼ拮抗していると思われる。消費速度と回復速度のバランスに関しては、必ず個人差が存在する。しかしハンガーノックになることなどあり得ない程度の差だ。さてこの場合、糖質の経口摂取はほぼ、不要である。経口摂取は考えなくていい、ということだ。何をどう食ったって、数10グラム程度の糖質は摂れてしまうものだからだ。仮に足りなかったとしても、寝ている間の糖新生で十分に回復可能である。まぁ、あったりまえだよね。でなきゃ肉食動物なんて皆滅んでる。ちょっと考えればすぐ分かることだ。
問題は、ある程度の強度の高い運動が継続的に行なわれる場合だ。つまり筋/肝グリコーゲンの枯渇を心配しなければならない場合だ。こういう事態を引き起こすのは野生では非常に稀なケースだろう。恐らく何らかの目的を達成するための「鍛錬」において生じる。つまりある種の人間において起こる特殊なケースであると考えられる。このケースでは、糖質の経口摂取を行わない限り、1日~2日程度ではグリコーゲンが回復しないのだ。糖新生フル稼働でエネルギー変換効率も非常に悪い。パフォーマンスも落ちる筈だ。そもそもグリコーゲンの枯渇は非常事態なので、そうなる前に糖質の経口摂取を行い、速やかな回復を図るべきだろう。ただし、必要もないのにちょこちょこと補給するのではなく、グリコーゲンがある程度減少した場合に限定し、回数もできるだけ減らすことを心がけ、脂質の代謝比率はできるだけ下げないようにするとともに、インスリンの頻回過剰な分泌を避ける。グリコーゲンが一定以上減少した時に生じる、あのいつもとは質の異なる空腹感がサインだ。そのサインを受け取ったら、糖質の経口摂取をしても良い。ただしそういう生活は決して健康的ではないので、恒常的に行われるべきではないことに留意する。
難しいのは、運動強度が上述の中間にあたるケースだ。この時は、まず、ハンガーノックの恐れがあるわけではないので、臨時の糖質補給をする必要はない事が分かる。かといって糖質の経口摂取をある程度行わないと、徐々にパフォーマンスが落ちていく可能性がある。では、いつ、どれくらい糖質を摂ればよいのか。……運動強度にも依るし、個人差もあるので、自分の身体と相談して決めていくしかない。できるだけ少量から試し、徐々に増やしていく形で。
以上が現在の俺の糖質補給の考え方だ。ご利用は計画的にってこと。
夕食後、しばらくすると発生する食欲(いわゆる別腹)を確認したら、ココナッツオイルを珈琲に入れて飲むことで食欲を抑制することができる。
「食べ過ぎ」ではなく、ヒトは糖質過多」で太るとのことだが、糖質制限食では「食べすぎることができない」といったほうが正確か。糖質は「別腹」なので、満腹になった後も食べることができる。すなわち、食べすぎることができるということだ。
やはり糖質代謝を回すために糖質は摂取すべきで、糖質制限は行うべきではないという意見を最近よく耳にします
ちなみに僕のウエイトトレーニングのイメージというのは、冬の間にみっちり行う基礎トレーニングというイメージになります。多少無駄な筋肉がついても良いので、全身の基礎的な筋力をバランスよく強化し、シーズンが進むにつれて徐々に無駄な筋肉を削ぎ落しつつ「自転車に乗るカラダ」へと仕上げていく。しかしウエイトトレーニングで得た必要な筋肉や神経系のスキルは残るので、それまでよりも高いパワーを効果的に発揮できるようになるでしょう。