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2017 秋

27 September 2017

  1. Prev:
  2. 9月は自転車を満喫できた。
  3. 20日はロングライドを敢行。201km走った。うっかり午前中に墓参りがあることを忘れていたため、自走で霞ヶ浦に到着したのがちょうど12:00。休憩込みの5時間30分もかけて一周130kmを走った。1km?くらい酷い未舗装路があり、あそこだけは避けるべきだったと思うが、他は特に問題なかった。ルールを決めていた。①シッティングでは26km/h以上を維持。②26km/hを下回ったらダンシングで30km/hに加速。③対向車が見えたら、すれ違うまでダンシング。……④水分以外無補給。ところが無補給で走れたのは100kmまで。どうやら出力が高すぎたようで、血中グルコースの欠乏が症状として現れてきてしまったため、途中で「行方バーガー」を食べた。次回は出力を抑え気味にして走りたい。
  4. 筑波山も何度か登った。午前中出勤の日が何日かあったので、午後自転車で直行して不動峠を楽しんだ。こちらも無補給を試してみたが、やはりヒルクライムのような高出力の走行で無補給は無理だということが分かった。不動峠くらいならなんともないが、その後つつじヶ丘まで登る途中、風返峠というところでハンガーノックになってしまった。脚が動かない。まあ自走でなく輪行で行ったのなら、あるいは出勤日でなく休日に朝からいったのなら大丈夫だったかもしれないが、まあいずれはハンガーノックになるだろう。その辺はよーくわかった。

30 September 2017

  1. 9月も終わる。毎週250km以上のライドを自分に課し、実際には300kmを超える週もあって、一月で1200kmくらい走れた。
  2. 9月最終日の今日は、佐原市の油茂精油まで「ごま油で作ったラー油」(¥1500)を買いに行った。往復で100km、トイレ以外休憩なし、朝から食事なしで全く疲れず、エネルギー切れの感覚はなし。5分丈のジーンズを履いていったのに尻も痛くならず、手も痛くない。肩も凝らない。多分乗り方が上手くなったな今更だが。
  3. 行きの50kmは向かい風も強く、30%くらいをダンシングで漕いだ。
  4. 帰りは埼玉県側の利根川サイクリングロード?にて、32km/hで流していた男性を追い越すのにちょっと頑張ったりした。ダンシング10%、下ハン20%、ブラケット59%、上ハン1%くらいか。
  5. 上ハンは殆ど使わなかった。別に上体起こしたって風受けるだけで楽じゃないし。もう少しハンドルがエルゴノミックな形状をしていれば、手掌の圧迫痛を和らげるのに役立つのだろうけど。
  6. 今日は全く腹が減らないな。なんでだろう。
  7. とまれ、サイクリングの記録なんかはこの日記を使うのが一番かもしれない。SNS使うのはやめようかな。
  8. サイクリングバッグShimano T-23を買おうか迷っている。バッグパックだけで1425gは重すぎる気が。まあ実は今使っているdeuterのトランスアルパイン30(但し2つ前の世代)も1200gもあって重いのだが、それをさらに200g重くして、容量は7リットルも減ってしまうのだ。

1 October 2017

  1. *.mdxファイルの作り方。DAEMON Tool s Lite 10.4を使っているが、左アイコン列の上から2番め(ディスクのアイコン)から「ディスクをグラブする」ってのを選べばいいみたい。*.cue ファイルをクリックしたら「マウントできませんでした」→CD借り直し、っていう失敗が結構続いていたのだが、*.mdxで作成したイメージ達は全部無事だった。互換性を心配する向きもあるが、DAEMON Toolsが何らかのアナウンスをしたら、その時一括で変換するツールを使うなり何なりすればいいじゃん。
  2. あとこの日記だが、今はゲーミングPCから作成している。しかしまだPythonを入れておらず、Pythonスクリプトを使えないため色々不便がある。特にサーバーにputするのが面倒だったのだが、FFFTPのコマンドラインを使えばいいじゃん、と思い立ち、テキストエディタ(現在はEmEdior Freeを使用)から外部ツールでFFFTPをコマンドライン引数付きで起動するよう設定してみた。なんかこっちのほうが便利だなputに関しては。ただまあ、当然ながらputと同時にHTMLのvalidationはできないので、気づいたらぶっ壊れたHTML文書を公開していた、ということが起こりうる。ので、いずれはPythonを使うことになるだろう。
  3. さて10月になったわけだが、今月もまあ、筑波山に登ろう。午前中勤務の日に、午後登りに行くパターンはお得感があってよかった。問題は職場から筑波山まで50kmくらいあることだな。朝から無補給で行くと、峠を一つ登ったころにちょうどエネルギーが切れ始めるため、食事を考えなければならない。面倒くさい。往復100km程度で食事を考えなければならないのは、いかにも面倒くさい。気軽に登ってくる感じには程遠くなってしまう。
  4. 同じ50kmだったら、都内に行くのはどうだろうか、とも考えた。しかし都内に行くと無駄金を使ってしまうのが嫌だ。都内は金が無いと何にもできない。特に明確な用事がなければ行くべきではない。
  5. サイクリングバッグShimano T-23を購入。ついスマホのAmazonアプリからポチッとやってしまった。若干後悔している。

2 October 2017

  1. 太らない間食 最新の栄養学がすすめる「3食+おやつ」習慣 | 足立香代子 | 家庭医学・健康 | Kindleストア | Amazon
  2. この管理栄養士の足立香代子氏、恐らくうちの母より10歳くらい下なのだが、同い年くらいに見える。インスリンは老化ホルモンだからな。
  3. 何をどう食えば血糖値が上がりやすい、上がりにくいというのは、自分の体で実験する以外に知る方法はない。インスリンというホルモンの分泌に関しては、個人差が非常に大きいのだ。ゆえにGI(グリセミック・インデックス)なる数値に意味はない。
  4. 糖質を健康的に摂りたかったら、運動をする以外に一般化できるメソッドは、ほぼない。何をどう食えば血糖値が上がりにくいといった情報は、全て個人差を無視した暴論と思っていい。

4 October 2017

  1. 今日は久しぶりに朝練コースをグルグル。2週65kmくらい走ったら飽きたので中断した。2年前くらいの日記を読み返してみると2時間くらいで痺れがでてきたらしいな。今は殆ど無い。尻も腰も手も痛くならない。65kmでは全く何の疲れもでないようだ。

9 October 2017

  1. 霞ヶ浦ロングライドの予定だったが仕事が溜まっているため朝練のみ行う。90~110rpmで50kmを走ったら、結構足の疲労が溜まった。ロングライドは高ケイデンスと聞いたのでやってみたが、どうなんだろうなあ。俺の場合休むダンシング混ぜながら80rpmくらいで楽に回していたほうが断然楽なんだが。まあケイデンスの幅を広げて悪いことは何もないから、しばらくこの練習をやってみようと思う。
  2. GiantのTCR SLR 2(2018年モデル)が欲しい。105のアルミロードなんだが、普段乗りのセカンドバイクとして使ったとしてもオーバースペック気味のこの性能。こんなものが18万円というのだから良い世の中になったものだ。

15 October 2017

  1. 糖質制限をすると、記憶力がアップして寿命が延びるかもしれない:研究結果|WIRED.jp
  2. 人工甘味料コーラ負荷試験 - たがしゅうブログ
  3. 人工甘味料コーラ負荷試験(追試) - たがしゅうブログ
  4. 脂肪酸のβ酸化がケトン体の増産を惹起するが、問題はその間「何を口にしてもよいのか」だ。人工甘味料に関して個人差があるのかも知れない。珈琲に入れるポーションミルクだって、以外とどうなるか分からん。

20 October 2017

  1. 『甘くない砂糖の話』という映画を観た。ヘルシーフードと名のついた糖質を2ヶ月摂り続ける人体実験を自分に課す話。摂取カロリーは変わっていないのに体重が増加。肝機能も低下。果糖は毒物として肝臓で処理されるので、果糖の摂り過ぎが肝機能の数値を悪化させるとのこと。忘れてた。
  2. 夏井睦著『炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】』を読んだ。栄養バランスとかカロリー計算を非科学的と批判するスタイルは変わっていないのに、自分はバイアスかかりまくりの「アンケート」を恥ずかしげもなく公表して何かを言った気になっている。読んでいて恥ずかしい非科学書。また妄想の世界が次々展開されていて、中二病的な面白さに惹きつけられる。妄想を根拠として、更に妄想が繰り広げられる地獄のような展開の連続だ。一番ビリッときたのが、初期人類が昆虫食だったという妄想。そして草原に出ればいくらでも捕まえられるという妄想。だからちっとも働く必要がなく、暇を持て余していたという妄想。妄想から連想される妄想を、俺は仮説とは呼びたくないな。仮説の定義ってのは別に何だっていいようだが、一考にすら値しないものが、一般に仮説と呼ばれることはないのだと思う。
  3. 妄想、妄想、妄想。夏井先生、気が触れたか。多分自分を賞賛する取り巻きが多すぎたのだろう。こうなると「糖質制限」という食事法自体も、胡散臭いと言われざるを得ないのでは。いや俺はヒトに糖質は必要のない栄養素だと思っているがね。駄目なものは駄目といえる程度の知性は持っているよ。尊敬していた医師だったのに残念だな。
  4. 人類進化の謎については、夏井先生、ほぼすべてを性淘汰(のような理論)で説明している。うん。そういう「謎性淘汰」を持ち出せば、進化なんて何でもありだ。体毛がない方が異性に好まれた→体毛を失う、とか、皮膚から汗を書いてしっとりしていたほうが異性に好まれた→無意味に汗をかくようになる、とかね。面白くない。全く面白くなかった。人類進化の謎について何も言っていないのと変わらないのだから。
  5. 晴耕雨読とはいうが、こう雨ばかり降られても困る。今月も下旬になるというのに、まだ200kmくらいしか走れていない。月平均1,000km走らないと年間の目標12,000kmに到達できないというのに。走りやすかった9月の「貯金」がたったの200kmであることを考えると、今後ロングライドを増やしていかなければならない。また通勤の帰り道は30kmコースではなく、50kmコースに変更する必要がある。

23 October 2017

  1. この国を守り抜く(笑)
  2. 共通の敵さえいれば簡単に勝てる。そういう戦い。最初から愚民のコントロールが計算されており、絶望的。

28 October 2017

  1. ウチは1.5万円のノンフライヤーで焙煎してる。125gの生豆を200℃30分設定にして放置するだけ。切り抜いた金網かけておけばチャフも飛ばない。 - oukayukaのコメント / はてなブックマーク
  2. やってみよう。

30 October 2017

  1. 美少女趣味のエロダヌキによる、ある意味卓越した妄想が世間を騒がせる一連のイベントがやっと終わったかと安堵していたところ、タヌキめ、「君たちはどう生きるか」を描くという。混乱するわ。
  2. タッチタイピングの優位性とは何か。どうすればその有用性を理解してもらえるのか。10年来の俺の課題である。何かの指標になるかと思い立ち、イータイピングというサイトで腕試しレベルチェックをやってみた。100%間違えないよう、丁寧に正確にゆっくりと打ってみたところ、「ninja」だそうだ。なんだ「ninja」って意味が分からん。下のランク表にも載ってねえし。どんだけゆっくり打ったと思ってんだ。
  3. 世間の「タッチタイピング不要論者」のタイピング速度は日本の生産性を低下させている。それも十分に、だ。というか俺に言わせれば給料泥棒だ。全くくだらない、マジにどうでもいいこと(タイピング)で時間を潰しているようにしか見えない。本当に腹立たしい。

31 October 2017

  1. 先日購入したShimano T-23は、今年のベストバイになりそうな予感。トランスアルパイン30より7リットル容量が小さいはずなのに、同等か、もしくはそれ以上入るのではないかと思わせるくらいの大容量だ。背中の形に湾曲していない分、収納性が高いのだと思われる。汎用ヘルメットホルダーはとても使いづらいが、もっと簡単な積載方法があるのかも知れず、要研究。

1 November 2017

  1. なぜか7、8年に1回やりたくなるDQ3(FC版)。パラメータの成長に関して詳しい「ドラゴンクエスト1・2・3 まとめWiki」というサイトをブックマークしておいたのだが、gwiki.jpというサーバーから姿を消してしまった。非常に残念なのでweb.archive.orgより拾い上げ、DQ3(FC版)のパラメータ成長に関する要点だけを調べておこうと思う。
  2. ソース:fc_limit | ドラゴンクエスト1・2・3 まとめWiki(Web Archive)
  3. 各職種について、レベル毎のパラメータ上限値が設定されている。成長度合いの低い順に次の4パターン。
    1. (Lv-1)*1.5+11
    2. (Lv-1)*2.5+12
    3. (Lv-1)*3.5+13
    4. (Lv-1)*4.5+14
  4. 順に「低」「中」「高」「特」とすると、各職業、各パラメータの上限値は次の表のようになる。らしい。
    戦士勇者武闘家賢者魔法使い僧侶商人遊び人
    早、賢、運
    賢(、早?)力、早、賢、運体、賢(、早?)力、早、体、賢早、運早、運
    力、運体、運早(?)、運力、体
    力(→体?)力、早
  5. 何年ぶりかでtable打った。それはともかくとして、戦士の「力」は高、特どっちだよ。まあ多分武闘家よりも弱そうだから高か。勇者の「早」はどこ?中?
  6. あと、魔法使いの「早」が高ってのは実感と異なる。多分、中じゃないかな。
  7. でもだいたいこんな感じだろう。
  8. といってもまあ、ランシールバグは使わないので、デッドペッカーから「すばやさのたね」を集めて、上限値一歩手前まで上げるといった活用しかしなそうだけど。
  9. 閑話休題、自家製チーズケーキの話。
  10. 15分で作業完了する、自家製チーズケーキのレシピを書き残しておこう。
    1. 炊飯器の釜を使いHM150g を、牛乳大さじ3+溶かし有塩バター大さじ2で「こねて」、そのまま炊飯器の底に均等に塗りたくる(これがチーズケーキの土台となる)
    2. クリームチーズ200gをラップにかけ、レンジで温める(自動あたため)
    3. 温めている間に、小麦粉40g、エリスリトール75gを用意しておく。
    4. ボウルにて、クリームチーズ+エリスリトール+小麦粉を木べらで良く混ぜる。
    5. ボウルに生クリーム(安い偽物)200gを少しずつ投入する。ダマにならないよう木べらで混ぜながら行う。
    6. ボウルに生卵2個を投入。一気に混ぜる。
    7. ボウルにレモン汁を大さじ1投入し、混ぜる。
    8. 炊飯器の釜に、ボウルの中身を流し入れる。
    9. 炊飯器のモードを「おかゆ」にしてスイッチオン(但しこれは圧力IHの場合であり、ケーキモードなどがあればそちらを選択する)
  11. 以上、職場で「1,000円で買いたい。」と言わしめた手抜きチーズケーキのレシピである。最初こそ他人のレシピを参考にしつつも、紆余曲折、1年以上かかってこのオリジナルな形に辿り着いた。
  12. クリームチーズは業務スーパーで購入している。1.3kgの大きなもので、100gあたり100円ちょっとで済んでしまう。
  13. かなり巨大なチーズケーキ(土台付き)が出来上がるわけだが、原価は電気代等含めても350円以下。俺の労働が仮に時給2000円だとしても、原価850円である。
  14. 小麦粉ではなくホットケーキミックスを使うレシピも多いが、はっきり言って不味い。良く言っても市販のチーズケーキとは全く違った「タマゴケーキ」みたいな味になる。
  15. 糖質制限的に言えば、一食分で約11~12g。ちょっと多め。しかし、腹持ちが良いなんてもんじゃない。物凄いボリュームなので、食後に腹を落ち着かせるのに最適なスイーツだと、俺は思う。

7 November 2017

  1. Leonald Cohenが去年亡くなっていたことを知った。

8 November 2017

  1. ギア比で計算すると、俺が楽に回しているケイデンスは90~110rpmらしい。前39T後ろ17Tで30km/hで流している時が一番楽な感じ。この回し方が200kmロングライドの基本になっている。120まで楽に回せれば、更に幅が出るのだろう。

9 November 2017

  1. しばらくダンシングのみの通勤を封印して、できるだけ回す練習をしながら走っていたら、あっという間に慣れ、100rpmくらいが一番楽になったのであった。
  2. 何でこんなに簡単に適応できたのか、ちょっと不思議だったのだが、思い起こすと高ケイデンスで乗っていた時期が3年くらいあった。それを思い出したに過ぎない。むしろダンシングを多用するようになったのは最近で、回す乗り方を忘れていただけとも言える。
  3. まあ、シッティングでもダンシングでも、低回転でも中回転でも高回転でも、効率的にペダリングするスキルは重宝するよきっと。ロングライドでは。どれが良いとかじゃなく、全部自分の財産だね。

10 November 2017

  1. ノーマルクランク(FC-7800 52-39T)をコンパクトクランク(FC-R700 50-34T)に戻した。最近は山がメインだからね。
  2. 組付け前にFC-R700を清掃してみたのだが。チェーンリングを取付ける際、14Nmでネジを切ってしまった。最後の1本だった。あの「ムニュッ」という感触。
  3. 明後日筑波山に行く約束をしているので一瞬焦ったが、FC-7800のネジと互換性があったので助かった。同世代のデュラとアルテ(みたいなもの)だからね。
  4. トルクレンチ怖いわ。この間もVブレーキのワイヤー止めるのに5Nmかけるつもりで大幅にトルクを掛けすぎてネジ穴を舐めてしまったし。LifeLineの安トルクレンチなんだが、指定トルクに達したときの、あの「パチン」という感触が感じられないときが時折ある気がする。
  5. 高いトルクを掛けるときは、かなり低めのトルクから始めて、1Nmずつ確かめながら上げていくのが良さそうだね。トルク低めなら、音が鳴らなかったときに変だって気づけるもの。
  6. それより今回馬鹿だったのは、立って作業できるメンテナンススタンドでペダルを外そうとしたことだ。足でペダルを踏みながらじゃないと無理だってことに気付くまで、無意味な時間を過ごしてしまった。

11 November 2017

  1. フロントディレイラーの調整

    FDは、チェーンガイドをワイヤーで引っ張ってアウター側に動かすことで、インナーからアウターへの変速を実現する。アウターからインナーへの変速は、ワイヤーのテンションを解除することにより、チェーンガイドを「元の位置に戻す」という、逆の操作で実現している。

    ワイヤーで全く引っ張られていないときのチェーンガイドの左方限界位置を決めるのが「LOW」などと刻印された内側の調整ボルトである。ゆえにこの位置決めは、ワイヤーを取り外した状態で行うとやりやすい。当然、フロントもリアも一番内側のギアにしておき、チェーンガイドとチェーンとの隙間がギリギリになるよう、LOWボルトを調整する。マニュアルによればその隙間は0~0.5mmとのことだが、チェーンを回しながら音が出なくなるギリギリまで調整しろということだ。締める操作はガイドをチェーンに接近させる。

    一方ワイヤーでこれ以上動かすことのできない右方限界位置を決めるのが「HIGH」などと刻印される外側の調整ボルトである。一般的にはワイヤーを取り付けて行われるが、ワイヤーのテンションによっては、レバーでの変速操作を行っても限界位置まで引っ張られないことがあり得るため、ガイドを手で動かして位置決めする人もいる。つまりHIGH側の調整にワイヤーの取り付けは「必須」ではないようだ。一応マニュアル的には、ワイヤーを引っ張りながら仮付けし、初期伸びを取ったら再び引っ張りながら本付けするとある。その後、フロントもリアも一番外側のギアにしておき、シフトレバーの操作でチェーンガイドを外側に移動させた状態で、ガイドとチェーンの隙間がギリギリになるよう、HIGHボルトを回して調整する。締める操作がガイドをチェーンに接近させる。

    ボルトをどちらに回すと、ガイドがどちらに動くのか。忘れてしまいがちだ。LOWとHIGHで動く方向が違うからである。しかし共通しているのは、ボルトを締め込むとガイドはチェーンに接近するという点だ。緩めればガイドはチェーンから離れていく。右に動く、左に動く、という「方向」で覚えていると、どちらがどちらだかわからなくなる。方向ではなく「締め付けで接近、緩めれば離れる」と覚えておけば良いのだ。

    次にワイヤーを適切なテンションで張るセッティングを行う。インナーに落とした状態で引っ張られていてはいけないし、アウターに引っ張る際に遊びが大きすぎても引っ張る量が足りなくなって変速がうまくいかない。マニュアルによるとこの調整は、フロント外側、リア内側の、いわゆるギアのたすき掛けをした状態でトリム操作を行った際、チェーンガイドとチェーンがギリギリ内側で接触しないよう位置決めする、という方法で確認するらしい(たすき掛けだからチェーンラインは斜めになっているはずなのに、マニュアルの絵ではチェーンがガイドと並行になっているのが凄く気になる)。チェーンテンションは、ケーブルアジャストボルトで調整する。手で回す微調整用のボルトだ。ダウンチューブ辺りにあるやつ。このボルトでテンションがもっともゆるくするには、ボルトを最奥まで締め込んでしまえばいい。その状態でワイヤーをたるまないように取り付ければ、調整の幅が最も広がるのだ。注意すべきは、この「ケーブルアジャストボルト」については、「締め付ける→テンションが緩む→ガイドがインナー側に動く」逆に「緩める→テンションが上がる→ガイドがアウター側に動く」ということだ。チェーンに接近するかどうかは、内側のガイドか外側のガイドかで異なる。調整ボルトの場合、LOW側なら内側のガイド、HIGH側なら外側のガイドとチェーンとの位置を調整するものであったから、締め付け→ガイドとチェーンが接近、緩める→ガイドとチェーンが離れる、という関係が文脈上自明だった。このようにケーブルアジャストボルトについては、回す方向とガイドが動く方向との関係が若干ややこしいが、方向を間違えないよう、原理の理解をしておくことが一番だろう。わからなくなったら原理を考える。つまり締め付けるとテンションが下がるという事実から、テンション(ワイヤーがディレイラーを引っ張る力)が上げれば、ガイドは外側に移動する、ということが分かる。それだけだ。

    以上より、自分なりの調整方法が見えてくる。

    1. ワイヤー固定ボルトを緩め、シフトワイヤーを外しておく
    2. ケーブルアジャストボルトをいっぱいまで締め付け、ケーブルの可視部分を増やしておく
    3. インナーローにして、ガイドのLOWリミットを調整(LOW側調整ボルトを「締め付ける→接近」「緩める→離れる」)
    4. ワイヤーを「多少」引っ張りながら取り付ける(当然「若干の」弛みが出るが仕方ない)
    5. ワイヤーの弛みをなくす。ケーブルアジャストボルトを緩めていけば良い。ディレイラーのガイドが動かない程度にテンションが上がれば良い。
    6. アウタートップにして、ガイドのHIGHリミットを調整(HIGH側調整ボルトを「締め付ける→接近」「緩める→離れる」)

    基本的にはこれで終わりだ。あれ?テンションの微調整は?という疑問が湧くはずだが、この調整で問題が出たことは殆ど無い。LOW側に落とした状態で適度に張ってあれば、可動域というのはSTIレバーの問題であって、その引き量は決まっている。調整なんかしようがないのが現実だ。ただ恐らくこの引き量というのは、ある程度のワイヤーの遊びが計算されているため、あまりにもテンションがギリギリだと引き量が大きくなりすぎてしまうことは、あり得る。だからケーブルアジャストボルトでの調整が必要になったとしても、本当に「極微量」になることは自明で、変速ができないようなレベルの失敗になることは考えられない。恐らくトリム操作がうまくいかないといった場合に、1/8~1/4戻しか、1/8~1/4増し締めくらいの範囲での調整が有効になるという程度だろう。それ以上の操作は、テンションを上げすぎることで今度はLOW側のリミットを「変えてしまう」。逆にテンションを下げすぎることでHIGH側のリミットが「機能しなくなる」。

    ワイヤーテンションの調整が微調整程度では難しくてうまくいかないという場合は、必ずセッティングを最初から見直す必要があるということだ。そもそもバンド付タイプの場合FDの取り付け位置はどうなのか。そしてワイヤーを最初に取り付けた際のテンション調整で弛みが出ていたり引っ張りすぎていないか。この2点を疑うべきだ。でもね。トリム操作なんて、ちょっとだけ動いてくれればそれで何の問題もないわけで、その動く量だってSTIレバーの方で適切に決められているのだから、問題なんか起こりようがないというのが俺の感想だ。

    蛇足だが、「HIGH側のリミット」と表現しているが、実はこの方法で直接調整しているのは限界位置ではないんだよね。まあSTIレバーの引き量が決まっているので同じことだけど、モヤモヤしないように書いておこう。

    要するに、SHIMANOのマニュアルはそう悪くない。ただし「ケーブルの張り調整」については、トリムがうまくいかないときだけ、アウターローにしてケーブルアジャストボルトでギリギリになるようセットすればいい、ってだけのこと。

    参考:FD-7800のSHIMANOマニュアル

  2. コンパクトクランクへの換装が多くなってきそうなので、FD調整の本質的な理解をしておこうと思った次第。実はFDの取り付け位置を変更しなければならないのが最大の不安点だ。あくまでも「噂」によると、78系、79系のデュラはガイドとアウターチェーンリングとの隙間を1mmくらいにしておくと、チェーンの脱落が起きにくいとのことで、9000系とかそれ以降はもう少し広げたほうが良いらしい。確かに、ノーマルクランクを2mmで取り付けた際には、激しい変速に伴ってチェーンがアウター側に落っこちることがあった。でもこの辺の理屈っていうのはよくわからないし、多分個体差もあるから自分のパーツでの経験を積むしかないのではないかと思う。故に文書化はしない。
  3. さて今日は久しぶりにコンパクトクランクで走るぞ。

11 November 2017

  1. 少し悲しい事実が発覚した。俺の脚質、登り偏重のルート、等々を考えると、ノーマルクランクが不要であることに気付いてしまった。
  2. 34-17T で発進加速、時速28km/hで34-15T(6速)、32km/hで34-14T(7速)、35km/hで34-13T(8速)→ 40km/h……と、十分に平地実用域をカバーできている。インナーの8速というのはチェーンが気になるところだが、この速度での巡航はない。いや稀にあるが、そのときはアウターに入れりゃ良い。下りや、平地での休むダンシングでもアウターを使う。50-11Tはちょうど長い下りで使い切ることがあるか、ないかという感じ。無駄がない。
  3. そして登りは言わずもがな。圧倒的に走りやすい。
  4. つい最近まではケイデンス80、90、精々100くらいが常用域だったのでノーマルクランクの方が美味しかった、と勘違いしていたのだが、10~20ケイデンスが上がってみると、美味しいところでギアが離れている感じだし、登りはシッティングが辛いし、メリットが少ない。真面目に回すときは流石に快適だが、基本疲れないように回すのが自転車だからな。俺の場合。競技として乗らない一般サイクリストは、コンパクトクランクが最適なんじゃないだろうか。回せるなら。
  5. せっかくオークションで手に入れたノーマルクランクなんだけどなあ。どうしようこれ。
  6. まあ、トレーニングには良いのかもしれないね。いざ山に行くというときに足かせを外す感じでw

16 November 2017

  1. 1日24時間は短すぎる。せめて30時間...いや、やっぱり72時間は欲しい。 - ロードバイクの「ロ」
  2. ローラー台なんてものが欲しいとは全く思わない程度には、俺は恵まれた環境らしい。今日もちょっと買い物に行くのに、いい感じの坂を10本も登れる30kmコースを使って気分爽快だ。仕事が半日で終わったら山に登りに行けるしな。
  3. そういえば先日、コンパクトクランクで筑波山不動峠を登った。34-28T最強。だらだら回していれば、7%程度の斜度ならいつまでも登り続けていられそうな、そんな勘違いをする程度に楽だった。
  4. このクランクならやれる。「不動峠経由、霞ヶ浦一周ロングライド(自走のみ150マイル/約240km)」。補給さえ気をつければ、やれる気がするのだ。つくばりんりんロードというのが霞ヶ浦まで通じているので、これを使ってアクセスする。そうすれば野暮ったい幹線道路を使わずに終始気持ちよく走れよう。

19 November 2017

  1. Windows10のUpdateで何度もPCの再起動が要求され、挙句NVIDIAグラフィックスドライバー388.13がバグって無効化されてしまっていて、気づいたらオンボードのVGAになっていた。Geforce Experienceを起動、ログインし、388.31を入れた。
  2. Malcolm Mitchell Youngが亡くなっていたことを知った。
  3. 好きだったミュージシャンが次々消えていく。年を取るというのは、まずこういうことから実感が湧くのか……。
  4. パンク修理キットのゴムのりが、1回しか使っていないのに空っぽになっていた。パナレーサーの「イージーパッチキット」をヨドバシECで入手。これならゴムのりがいらないらしい。

25 November 2017

  1. 最近「とほほ」な話題があったので、超久しぶりにHTMLの話でもしてみるかね。HyperText Markup Languageの話だよ!
  2. 俺の中で認識できるのは1999~2007年くらいだろうか。「正しいHTML」と「不思議なHTML」との「戰い」が、あった。「不思議なHTML」派の人々は、その当時できるだけ多くの読者に同じように「見える」コンテンツを提供する方法を追い求めており、そのためだけに、HTMLの文法を捻じ曲げるということをやってのけた。ウェブパブリッシングの「基礎科学」に当たる部分、つまりHTMLの文法を捻じ曲げた「HTML講座」を公開し、大量の信者を獲得し小銭を得ていたわけだ。当然、ウェブの発展を著しく阻害する要因となったわけだが、逆に我々「正しいHTML」派のことを、「W3C信者」みたいに信者扱いしていたのが、今思うと面白い。
  3. で、当然ながら馬鹿は淘汰される。「基礎科学」たるHTMLがまともでなければ、構造の明示を前提にしたスタイルシート(主にCSS)も、スクリプト(主にJS)も、汎用的に機能させることはできない。汎用的に機能しなければ誰にも使われない。逆に言えば、汎用的に機能するものが、開発者の人々に使われ始めるようになったわけだ。
  4. 基礎というのは総じて理解しがたいもので、橋渡し役となるクラウド上のソフトウェア(CMS)が次々登場する。そこではHTMLは正しい形を指向したものとなった。
  5. そうすると「戰い」などというものは自然に消滅する。一般の人はHTMLという基礎に関わらずに済むようになり、不思議HTMLは激減したのであった。めでたしめでたし。
  6. 「正しいHTML」派はどうなったか。特に何も言う必要がなくなったので、これも自然消滅した。多くはHTMLに興味を失ったらしい。だが俺は違った。
  7. 「正しいHTML」などという概念は消滅し、俺の目の前にはただの「HTML」がそこにあった。その有効な活用を考える「第一歩」が始まったのである。CSS、Javascriptが使えるだけで、PC上では一般の人が想像もできないような利便性の数々を享受できた。
  8. そしてJAVAが使えるのでスマホアプリを自作することができる。アホみたいに便利な世界が、俺の目の前に広がっているのだ。まあ、サービス提供者側のAPIの理解が必須だし、HTMLの担う部分はほんの一部だが、その「ほんの一部」が無茶苦茶だと、どうにもならないのだよ。
  9. 戰いがあった当時、我々(誰)が何を問題視していたか。その辺がバラけていたのは問題だったかもしれない。単に文法が違うんだから、ダメ。と言いたかっただけの人もいただろう。別に否定すべきことではない。しかし、間違ったHTMLが世に蔓延ることによって、どれだけ可能性の芽が摘まれるか、どれだけ不便か、という視点で批判していた人はいただろうか。そういった視点で考えるに、俺はかの有名な「FONT要素」が試金石になるのではないかと思っていた。
  10. FONT要素というのは、HTML4.01でも定義されているもので、本質的に「要素」を構成するものではない。文字の見た目の体裁を変えるためのタグ付けの事をいう。特に意味もなく文字の体裁を変えたいという時に、使用することができる。これらの使用がHTMLの文法に反しているのは、CITE要素やSTRONG要素等でタグ付けすることの代替として行われるときに限られる(StrictとかTransitionalだとかの細かい話はここではしない)。逆に言えば、FONT要素を使ったとしても別に何ら問題はなく、逆に文書の体裁を意図通りに操る上で便利に機能する場面もありえた。実はこのFONT要素の否定は、文法が正しいか否かの文脈ではなく、「Strict思想」なる特殊な考え方に基づき、行われていたものだったのだ。「HTMLは構造を明示するものであり、見た目を制御すべきものではない」というものだ。原則その通りだが、それが大前提になってしまっていて、「馬鹿のための必要な方便」たる「FONT要素」が完全に否定されることになってしまった。世の中は馬鹿90%で構成されていることを知らない、あまりにも世間知らずな態度であった。
  11. 簡単に言うと、ウェブパブリッシングの将来を考える上でも、FONT要素を全く無害に使うことはできた。FONT要素を全否定する意味など、なかったのだ。実は「Strict思想」は馬鹿の世界の人々の反発を買うだけであって、逆に理想の足をひっぱっていたことは明らかだった。だが俺にはその辺が面白かった。極論でなければ思想は思想たり得ない。そして思想がなければ現実は変わらないのだ。純粋議論と、折衷議論は区別されねばならない。しかしその2つがごちゃごちゃに混沌とした状況を、誰も明確にそれらの概念を認識しないままに糞議論が展開されていた状況を、俺は愛した。
  12. 何のしがらみもなく本当に思っていることを書くと、こういう感じになる。わらい。SNSじゃあできまい。ざまぁみやがれ。

27 November 2017

  1. 糖質制限派の人たちは(まあ俺も糖質制限派だが)、「血糖を上昇させるホルモンはたくさんあるのに降下させるホルモンがインスリンしかないのは、本来自然界では血糖を降下させる必要がなかったからだ」とか、「インスリンは本来、血糖を降下させるためのホルモンではない」とか、「血糖降下を司るホルモンがインスリンしかないのだとしたら、セーフティネットが破綻しているのでおかしい」、などと主張している。グルカゴンやアドレナリン、甲状腺ホルモン、コルチゾール等の血糖を上昇させるホルモンが複数あるのは、血糖を上昇させることが命に直結する重要な仕事だからだ、という。じゃあインスリンは重要な仕事をしていないのか? んなことはない。インスリンというホルモンの分泌が停止されたなら、直ちに死ぬことはないかもしれないが、近い将来の確実な死が約束される。糖質を全く取らなかったとしても駄目なんだよ。なぜなら、内因性の糖質がわんさか作られるから。グルカゴンなんかタンパク質を食っただけで年中分泌されるが、こいつが出てくるたびに血糖があがり、同時にインスリンが分泌される。運動中に興奮状態になりアドレナリンが分泌されても同じだよ。痛みや苦しみにともなってコルチゾールが大量分泌されても、同じこと。血糖上昇ホルモンに対して、拮抗的にインスリンが作用しているのだ。それだけじゃない。常に分泌され続けているのがインスリンだ。この常時の分泌がないと、Ⅰ型糖尿病の病態を発症する。何も対処しなければ死んじゃうわけだ。
  2. 夏井睦氏曰く、インスリンの「本来の役割」は血糖を中性脂肪に変換すること、とのことだ。まあ「ホルモン」はメッセージ物質だが、その「メッセージ」は文脈、というかそれを受け取る臓器によって異なるので、そんな単純なものではない。
  3. 「本質」とか「本来」という言葉自体は、非常に重要であるものの、実は自然界を語る文脈では無意味である(人間の身体だって自然界に属する)。
  4. こういう重要なことを学生時代に思索したことがないと、思考が混乱して大変だろうな、しかし。
  5. 学問がすべて : おじいちゃんはいつから「わし」になるのか
  6. 役割語っていうんだね。あのセンスのない言葉遣い。おじいちゃんに「わし」とか「~じゃわい」とか言わせている時点で、文学的な価値ゼロってことが分かって、つまり現実を全く取材していないことが分かって、まあそこそこ便利なサインとして利用しているんだが。
  7. とことん標準に拘ったCSS切り替えスクリプト(その5) (agenda)
  8. 暇だったんだなあ。当時の自分が羨ましい。そのCSS切り替えスクリプト「DocumentCSS.js」、J:COMのやろうのせいでリンク切れになってるじゃねーかよ。うちのNASのパブリックフォルダから復元しておこう。
  9. Next: